般若心経の意味を理解しよう~般若心経に夢中~の巻 その9
いつも読んでくださってありがとうございます^^
今朝のニュースで感動した方も多いのではないでしょうか。✨✨
私もその一人です。
東京大学の入学式の祝辞を述べられた東大名誉教授の上野千鶴子さん。
上野さんはジェンダー研究(女性学)の第一人者ですが、
朝ぼーっとしていたのが、この言葉でシャッキーン!
「あなたたちはがんばれば報われると思ってここまで来たはずです。ですが、がんばってもそれが公正に報われない社会があなたたちを待っています」と述べられた。
「がんばったら報われるとあなたがたが思えることそのものが、あなたがたの努力の成果ではなく、環境のおかげだったこと忘れないようにしてください」と言い、社会に根付く構造的差別に目を向けるよう学生たちに言われたのです。
この世でうまくいくことなんて本当はなにひとつないのだから。。。
彼女の祝辞から「空」思想を感じました。
とまあ、とても心地の良い刺激をいただき、
今日も一所懸命仕事して帰宅しました。
さあ、明日は出雲大社へ平成最後の正式参拝をしにいきます。
その前にやっぱり1行ゆっくりかみしめたかったので1行写経!
無罣礙故、無有恐怖、遠離一切顛倒夢想 究竟涅槃
むけいげこ むーうーくーふー おんりーいっさいてんどうむそう くぎょうねはん。
罣礙なきが故に、恐怖あることなし。一切の顚倒夢想を遠離し究竟涅槃す。
と直訳。
前回、1行前にもでてきた言葉『罣礙』(けいげ)・・・こだわりとか、障り。これって“煩悩”ですよね??
罣礙、つまり煩悩が無くなったら恐怖がなくなるんだ!
全く想像もつかないけれど、「死ぬこと」この、死ぬことの不安さえもなくなるよ、と書かれています。
残りの言葉、「一切の顚倒夢想を遠離し究竟涅槃す」です。
一切の「顚倒」(間違った考え)や「夢想」(妄想のような間違った考え)を離れることで、究竟涅槃す⇒智慧(ちえ)の完成した安らぎと悟りの、究極の境地=涅槃=(悟り)の境地になるのです。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
一瞬で、寝よっ♪