陰陽五行的に見る鬼滅の刃の世界 第十話『ずっと一緒にいる』
矢印鬼との激闘。
必死で闘うも、体がボロボロになってしまった炭治郎。
手で刀を握る力もなくなってしまいましたが、それでもなお、口で刀をくわえながら
禰豆子たちのもとへはっていきます。
炭治郎の愛する人を「守る」という気持ち
この心の強さは胸がジーンとなります。
陰陽五行の世界でもそう、「守る」=守備本能ってやっぱり想像を遙に超越する強さ
を感じます。
自分を守る鬼に対して、愛する人や誰かを守る人間。
うん。やっぱり、正義は勝つのですね!
天中殺中で思うとおりにいかないことだらけの私ですが、このお話にとても勇気づけられます。
もっとすごいなあとおもうのは、鬼になってしまった禰豆子。
愈史郎を通して、自分の兄弟を想う気持ちを呼び覚ましたかのように
鬼と真正面から闘います。
その強さは計り知れない。。。鬼の愈史郎と珠代もめを見張るほどに。。。
しかし、鬼も簡単には滅することができないほど強く。
珠代はこの状況を危惧し、自信の血鬼術を使い、手毬鬼を倒します。
鬼舞辻の呪い。。。怖いですね。。。
ハリポタでいう、名前をいってはいけない「あの人」!
鬼舞辻の名を出したとたんに呪いが発動して細胞を破壊します。
この二人の鬼は残念ながら鬼舞辻の側近である十二鬼月ではありませんでした。
驚いたことに、この二人は自分が十二鬼月だと思い込んでいたこと。
鬼舞辻無惨という人物像は、人間の究極の「悪」を象徴しているのかもしれません。
鬼舞辻無惨の生前はおそらく、陰陽五行でいいますところの陰占には水の干支が多く、
そして土も多いと思います。
生への執着から生まれたような存在「鬼舞辻無惨」
果たしてこの最強で極悪非道な鬼を滅することができるのでしょうか。。。。
珠代さんの作るお薬がカギなのかな。。。
珠代さんと愈史郎に対して禰豆子は「鬼」や「人」というものの見方をしていなくて。
「守るべきひと」、「愛する人」として見ていて。
禰豆子は表層的なところでものごとをとらえないで、
ものごとの本質を見抜く力があるのだなあと感心しています。
珠代さんはそんな純真無垢な禰豆子を愛おしくおもい、
ひとりの人間として見てくれていることに涙するのでした。
私もうるうるしてしまいました。
禰豆子をあずかりましょうか、という珠代の言葉に
一瞬ためらう炭治郎。
そんな心配をよそに、禰豆子は真っ直ぐな瞳でお兄ちゃんを見つめます。
言葉はなくとも、炭治郎は禰豆子の気持ちを即座に理解しましたね。
優しさと悲しさが表情にでています。
「ずっと一緒にいる」
禰豆子となにがあっても一緒にいるんだと固く心に誓う炭治郎。
そして禰豆子もまた、同じ気持ちであることが見ていて気持ちが良いシーン。
この二人の心の清らかさはなんでしょう。。。
この世はまさに陰と陽。
鬼の暗い、黒い世界とは真逆で、青く澄み切った青空のような二人。
ああ、わたしもそうありたいものです。